呼び出した場所は告白された場所にした。 愛生は痛む胸を抑えながら、智仁が来るのを待っていた。 すると指定した時間に少し遅れて智仁が来た。 「愛生………、」 智仁と目が合う。 智仁の目は笑っていない。 いつもの智仁と違う。 怖くなって目をそらした。 「返事遅れてゴメンね。あたし、決意したの………。」 数秒間、沈黙が走る。 「うん」 と智仁が返事をする。 愛生はスカートの裾をキュッと握りしめた。