『──待たせた。』


『動いても....イイ?』


『あぁ....』



朝日の光
それに当たる麗人は
カッコよく....みえる。





みえるだけ

ただの錯覚!!


きっとそう!!



『変なこと考えてんる
 んじゃないよな???』



ニッと微笑みを浮かべた麗人が
悪魔にみえた。。



私には……。。そう

悪魔。。




怖いな、けど....


『自転車の後ろ、乗るか?』



少しだけ優しい麗人に



『....そうする。』


少しだけ甘えてみた。





2度目の麗人との通学路。。


何で昨日は帰り
自転車じゃなかったんだろう?


──引っ越しのカンケイ??



イロイロ考えてたけど、


麗人の背中....
心地よくて──





石鹸の香りがした。