『きゃあっ?!』

片手で私を抱えながら
生徒会のドアを開ける。


──麗人
こんなにも力があったんだ。


つい、凝視してしまう。



『何だ?』

『うぅん……。』

そして……。。。
麗人
彼女いるのかな....?


って思う。



まだ立ち上がれない私を
ソファにおろしてくれる。

『あ、アリガト……。』




『別に。』

かすかに頬が
紅に染まっているのがわかる。


幼なじみなんだから、
この位、わかっちゃうんだよー♪

お馬鹿。。。


『麗人ー?』

『ん?』



『彼女っているのー?』



『いる訳ねぇだろ。』


いないんだ....
なんか何とも言えない。


嬉しくもないし悲しくもないし



──なんか微妙....





『そーゆーお前は?』


『初対面の人にブスって
 いわれたんだよ?!
 いる訳ないでしょ?!』


『そうか。』


そうか。って淡々と
返されちゃ私も辛いよ。。。


『それにしてもキレーな
 生徒会室。。』


『ああ、まぁな。』



──何か麗人の様子が変……??