「まぁ、いいだろ。」

…いいのかよ、先生。

「俺も混ぜろよ。」

…なんで、先生まぜて家庭内の話
するんですか。

カンケーないでしょ、やっぱり。

「担任としてカンケーあっからな。」

なに、ひとりでなっとくしてるんスか。

────不思議にまみれすぎてる、コイツ。

「そしたら、保健室に行こうか。」

…ぅわ、みんな
あからさまにいやな顔を…。

「拓、いないか?」

「…いないだろう。」

「ねー、なに?もしかして俺のこと
 はなしてるー??」

「お、いた。いけにえ。」

「いけにえ??」

「こい。」

「ぅわ、待って。麗人に聖。
 歩けるって!ひきずらないでっ。」

…だぃたぃ、予想はつくけど。

「行くか、保健室。」

「俺、ベッドで寝る。」

「そーか、そーか、って隼人。
 別に無断欠席にしても…」

「ベッドに横たわってる。」

「表現方法が違うだけだろがっ。」

「意味、違う。」

「…あー、そーですか。」

「ん。」

…先生の負けって事かな。

「ん、柚子…ベッドで寝る?」