学校まできて
またおっきい校舎にであう。

ちょっととゆうかかなり
呆れてしまうようなでかさ。

いつみても、だ。


「かわんないな…。」

晃人??

えっと…どゆこと?

「僕、ここの生徒だった。」

…そうなんだ。


…あ、そういえば。

「慎、学校…」

「通っておりません。」


あれ、私の前の学校
中高一貫だよね??あり?

「…御主人様が許して下さいませんカラ。」

──菜摘実さんの母か。


「それよりも…弟?」

「なんだよ?」

「ホントはゆ」

すごぃスピードで晃人の次の言葉を
麗人は制した。

「…おはよ。」

「ぅわっ?!」

「そんなに驚くこと…かな?柚子。」

相変わらず眠たそうな顔で隼人。

──隼人っていつも遅刻するよね?
なんでいるの?

「コイツ、呼び出された。」

聖に…?なんで?

「いや、はーちゃんの頭が必要に
 なってくるかなーと。」

「はーちゃん呼ぶな。阿呆。」

聖は顔面にチョップを
くらっていた。