「皆様を殴ったのはわたくしです。
 …けれど皆様、無抵抗で
 逆に受け入れてくださって…。」


お兄ちゃんの傷もその傷なのか、
どうだかわからないけれど多分
そうだろう。


「いや…慎さん、その感情は普通。
 僕は殺されていても不思議は
 ないからね。とゆうか
 殺されていた方が…普通だ。
 何しろ、僕は罪をおかしたからね。」



「いや…それはおぼっちゃまが。」


「脅されたとか関係なく
 僕は人を殺してはいけないのを
 わかっていたのにも関わらず
 殺してしまったから…。」





また、哀しみをふくんだほほえみ。



──私の部屋は哀しみでいっぱいだ。