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『初対面の人にもわかる位、
　マヌケな男...。』

『羨ましい...。僕、
　かわりたいなぁ……。』

『マヌケな男って誰だよ？
　しかもソノ男にかわりたいって
　なんなんだ？？？』

『馬鹿。
　柚子ちゃんの愛しの人に
　なれるんだよ？？？』

『──兄貴。
　ポエムみたいな感じに
　すんな。愛しの人ってwww』

『本気だけどなぁ...。
　柚子ちゃんだったら
　一途だよ、絶対。
　僕は例外なだけで。』

『俺、もぅ、幼なじみとしてしか
　みられてなぃ気がする...。
　無理だ。←理性きかん。』

『麗人...。
　理性きかなくなるほどか？』

『お前にわかるかよ？てか
　理性きかなくなるほどか？って
　ことはお前、理性きくんだ？
　へぇ...。』

『なんだ!?その目...。』

『僕は襲っちゃうなぁ♪』

『──兄貴。』

『ゴメンってば。
　その殺気がこもった瞳は
　やめてくださぃい...。』

『知らんし。』

『晃人さん...。俺も
　殺されそうになった事
　ありますから。仲間です..。』

『まぁ、麗人に殺されそうに
　なる仲間ではあるけど
　一方で勝者と敗者だよ...。』

晃人の言葉を意味のわからない
といった様子で聖は
首をかしげた。

そんな聖を恨めしそうに
麗人はみつめていた...。

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