『ブスが泣いてやがる。』



……―酷いし。
ならメガネかえせ。メガネ。。


『眼鏡かえせ。
 ブス顔みたくないなら
 眼鏡かえせ。眼鏡してた方が
 マシだから。。』


けども一向に返す様子なく。



私の後ろにいつの間にかいた
別の生徒が私の眼鏡を
とってくれた。。




眼鏡を私の耳にかけてくれた。


王子様ってきっと
こういう人のこと。なんだと思う



『ありがとうございます。。』

『いや別に。。』


『古田、お前また遅刻』


先生がそう言う。。

古田……くん。



私には似合わない別世界の
人間に今日またひとり
あってしまった。。


『ぉい、さっさと座らねーと
 はっ倒すぞ、工藤。』



私にブスといった人は
どうやら工藤というらしい。。




しかもコイツも別世界の人間だ。


黙ってれば
かっこいいのに....




『おい、お前..今何考えてた?』


『は???』

『何考えてた??』


言ってやろうじゃないの。
『いや、
 黙ってればかっこいいのに
 と思ってたとこ。』


『あっそ。。』




どうやら自信過剰な美形さんには
今のは嫌味にきこえない
みたいね....ばーか。。




『ところで....なんか
 質問ない??』




ん?てことは....

質問して良いのか??


じゃあ
しようーと☆