ズキズキと痛む頭...。


晃人とあうことに
拒絶反応でもおこして
いるのだろうか……?



『柚子...柚子..大丈夫か?』



『今日はもう、休みたい。
 明日なら……明日なら...。』


『お前なっ。』


聖がおもいっきりテーブルを
叩いてテーブルにのっていた
ケーキ達が一瞬、宙に浮いた。





自分でも身体が震えたのが
わかった。


でも聖は手をギュッて
握ってくれていた...。



『今じゃなきゃ駄目かも
 しれないだろ!?
 明日になったらいなくなって
 いるかもしれなくても
 いいのか!?』


...そう、そうだよね。

歯を食い縛る。


──私には言い返す言葉が
なくって。聖のいってることが
正しかったから……。。





『解決できることも
 解決できなくなる...、。
 それは、もう嫌だ。
 柚子...一緒に行くから.。
 駄目か……??』



麗人の顔が歪んでいくのが
わかって……。。。





『わかった、私..行く。』





もうひとつお願い。


お願い。ばっかりで悪いけど。




『後ろについてて。』


聖と麗人は頷いてくれた。



『容赦しねぇ..。』


今までしてなかったメガネを
つけて……髪も束ねて.、。






『覚悟ッ──。』


























何故、今になって帰ってきたのか
その理由はすぐにわかった..。