『──俺、邪魔……?』


首を横にふる。



『そんなこと...ないから。
 泊まってって、二人とも。
 お願いだから...。』


こわいんだ...。
それに今、出ていったら
麗人も聖も……


───殺られちゃう.。


そんなの嫌、。

だから...

『いや、俺ら死なねぇし。』

『晃人だったら、もしかしたら
 ──殺しちゃうかもしれない。
 だから...駄目、駄目、
 絶対に駄目、。』


晃人だったら、絶対に
殺らないとは限らない。




さぁっ、と顔から
血が引く……。。。


『お前。まだ
 なんか、あっただろ……?』




うん、あったといえば
あった...


『あった...けど
 麗人に話していいか……
 わから...ない。』

『大丈夫、俺は
 傷つかないから。
 もう、傷つくこと……ない。』


麗人はさびしく笑った。

あぁ、そっか
さっき私……
麗人のこと...。

『よく、わかんねぇけど。
 手、握っててやる。』

『ありがと...。』

『俺も手、握ってる。』


両手に花状態で
私は過去の話を
し始めた……。。。