『柚子の彼氏...。
 中学3年生時代の
 幻………。。
 付き合っていたと
 信じたくもない彼氏……。。
 というか悪魔だ。。』




『なっ...。てゆうか柚子
 彼氏いない歴
 年の数だけじゃ
 ないのか………??』



...私、信じたくなかったから
ずっと嘘ついてた………。



でも
いつか言わなくちゃならなくて。





多分、。
私は誰かにしってもらいたくて。


この呪縛から少しでも
解放されたくて………。




ただの、わがままな……人
だってもう、
わかっているけれど。


どうしても
幼なじみとして
晃人の弟として
話を麗人にきいてもらいたい。


そして………。

なんかよくわからない気持ちを
抱いてる聖にも
きいてもらいたいんだ...。



そしたら
聖に抱いてる気持ちも
なんとなく
わかる気がする。


もしかしたら気がついているのに
こわくて気付かないフリを
しているだけなのかもって
言う思いがあるから。






『きいてくれる………??
 私の話を??』


二人とも優しい微笑みを
私に向けてくれた。


麗人は私が落ち着けるようにと
キャンドル...を灯してくれた。




心が暖かくなる光だった...。