『 よろしくな! 空哉くん! 』
出迎えてくれた叔父さんに
賑やかに部屋に通され
出会い様に『おにいちゃま〜!』と
双子の姉妹に抱き着かれた
奥さんは、
うちの母親とは正反対
ショートヘア
よく笑い、やはり浅黒い肌
金のリングのピアスを着け、
チューブトップのシャツに
膝下までのパンツを履いてる
「 遠慮する事ねえからな?
つかマジでオマエ…
オレの高校時代そっくりだなおい 」
――― そう言って差し出された
叔父さんの手
最初自分の
『 未来の姿シュミレーター 』でも
見ているのかと思った
暑い日差しの中で暮らして来たから
肌はかなり焼けていて、褐色
親父より年上なのに
叔父さんの方が若く見える
口元には、歯並び良い白いが覗いて
臙脂色の開襟シャツにジーンズ


