「 父さん なんかね 」
「 うん 」
「 友達が、新宿のオモチャ屋に
在庫あるの、問い合わせして
取り置きしてもらったって 」
「 おお! ありがとう! 」
「 ただ、明日の夜から店主が
旅行に行っちゃうから
取りにいくなら明日しかないんだけど
父さん、明日の昼ムリだろ? 」
「 羽柴に行ってもらうか 」
「 ダメだって!
羽柴さんトコだって、息子と娘いるじゃん
クリスマスイヴなんだからさ 」
「 …う〜ん… そうだよな 」
「 学校終わるの早いし、
明日オレが行って来るよ 」
「 …すまん 」
「 いいって 」
「 じゃあ、これな
あ、ドリーミィ☆ユカちゃんは
いくらするんだ?
これで足りるか? 」
「 うん 足りるよ …ってか、一枚多い 」
「 そっちは空哉への小遣いだ 」
「 おお!サン…じゃなかった!
父上様、ありがとうございます! 」
「 晒で渡すのはなんだな 」
ベットの上で平伏するオレに
『 やめなさい 』と笑いながら
一度部屋に戻って、封筒の中へと
金を入れて渡してくれた
――― たあこに
" サンタって、お父さんなんでしょ? "
そう言われるまでは、靴下に
ばれない様に入れるのを頑張るぞと笑う
「 空哉 」
「 ん? 」
「 …おまえは
何か欲しい物、ないのか?」


