教室バロック







君がくれたキモチは
とても綺麗だった

僕はその結晶を
溶かすのが嫌で

とてもとても寒い場所へ
旅に出たんだ







――― そんな始まりの歌詞を書いたのは

VOICEを解散し、
独り海外に飛び出した羽室

ソロになって初めてのバラード曲





そのギターと声は

数分の間、
コの字になった、校門まで見渡せる
校舎と中庭に



『 一緒に幸せになろう 』



何度もリフレインを残し、響いた













ルウの 小さなクシャミ


マフラーを解いて
白いコートの襟首に巻いた






「 …いい加減さみいな

なんか、食いに行くか? 」





「 うどん 」