教室バロック









メリークリスマス 空哉



電話だと、また変な事いいそうだし

まだ時々、自分がさっき
何言ったかわからない時があるので
平気な時に、メールしてみます




最初に



ルウちゃんには、話した事あるんだけど

私はずっと、ひなの事が 好きでした


今も



昔から、好きになる人は女の子で
男なんか 気持ち悪いだけだった


だけどそんなの変だってわかってたから

唯一気持ち悪くない
綺麗な空哉を、利用しました




でも、空哉はギターを弾いてたら
いつか私の元からいなくなる


高く 高く どこまでも




そしたら私は、
また変な奴に逆戻りしてしまう


だから

お母さんに空哉のコンテストの事
話したのは私です


本当にごめんなさい




今はこんな風に、謝る事が出来るけど
その時は、
これで空哉はどこにも行かないって
本気で、心の底から喜んでいました



空哉の気持ちなんか、一切考えず
こころのない、ただの、欲しいの塊でした







ルウちゃん


もしかしたら、約束通り
そこにいるかな


去年、
また一緒にネコの所に来ようねって
約束してたのに

行けなくなってごめんね




東京には、あまり雪が降らないけど
こっちはすごいです


雪の結晶がそのままの形で
ひらひらと舞い落ちてきます



それとね、すごいんだ


この辺、本当に周りに何もなくて
病室の窓から見えるのは
白い白い、原っぱだけ



春になると、一面の菜の花畑になるって
看護士さんはいってたけど
今みえるのは、一本の、大きな桜の木です



明け方、
この前偶然に目が覚めて
カーテンを開けて、外をみてみたんだけど


木に吹き付けられて固まった雪に
朝日が当たって

本当に、桜が満開で

雪が、舞いまくる、
花びらみたいにみえました




窓の桟に、
その結晶のでかいのがあったので
写メにしておくるね