教室バロック






「 ――― メールだ 」



腰のポケット

いつのまに来ていたのか
透き間から、ほの明るい青の光が点滅する



取り出して 開いた




「 ルウ ミツコからだ 」


「 ミツコちゃん!! 」



しばらく読んで

ぴょんぴょん跳ねるルウに向けて
携帯を渡す




「 ―― 読んでいいの? 」



「 おう

オマエの事も書いてある


…読めない漢字あったら言え
教えてやる 」




「 うん!! ありがとう! 」








ルウは両手で、携帯をにぎりしめ
雪が掛からないよう
オレはその上から、両手をかざす



携帯画面からの、丸く青いライトが
ルウの顔と オレの指を染め

なにか暖かい光に
二人であたっているみたいだった