「 コタツで寝てると風邪ひくよ?!
ほら〜!!那智も!
CD聞きながら踊ってると危ないって! 」
頭が、ぼうっとする
閉められた灰色と黒は
ゼブラ柄のカーテン
本棚
那智が湯浅に止められて
だけど逆に腕を取って、
ダンスみたいに一緒に踊ってる
テーブルの上には
コンビニで買って来た寿司
――― 終業式が終わって
そのまま那智、真田の
男連中皆でレンタル屋に行って
DVD借りて来て
ケーキとチキンを買って
湯浅の家で、
パーティーやるって話して…
「 空哉 …寝てたのに顔色悪いぞ?
冷たい水か、なんか飲む? 」
「 …湯浅 」
「 ん? ―― 本当にどうしたの? 」
「 … 今日 何日? 」
「 え… クリスマスだから…
――― 怖い夢でも見た… ? 」
氷入りのコーラを手渡されて
重い体を持ち上げ、起き上がる
手元には
ありすちゃんの一巻と
那智が選んだ冒険物のDVDパッケージ
テレビ
「 …オレ寝てる間、
なんかテレビ見てたか? 」
「 え、 あ うん!!
借りて来た奴は、
空哉が起きたら見ようって…
テレビ見てたよ
ちょっとチャンネル変えたら
ハマっちゃって、なんとなく… 」
「 …どんな内容…? 」
湯浅は
茶色い上着を着た真田から受け取った
新聞のテレビ欄に、目を走らせた
「 "てなもんや夫婦刑事・ケンジとランコ
− 雪にまみれた愛憎劇!!
北国、桜の木の下の死体が語る
真犯人と、哀しい恋の結末!− "だって 」
「 …―― それのせいか… 」
「 … 空哉 本当に平気…? 」
「 ――― おう 」


