雪景色を越えて
新幹線が停まる駅から、タクシーに乗った
すぐに
ミツコの名前が書かれた、黒と白の中
かなりの大人数が挨拶しあう
提灯にアカリがついた、かなり大きなビル
終わった後の別室には
立食のテーブルに、
ご馳走がたくさん並んでいて
こっちに婿入りして住んでいると
ミツコのお兄さんとか言う人に
やたら寿司を勧められて
一口だけ食ったけど
あんまり味がわからなかったし
繁華街の近くにいると
結局フラッシュバックを起こして
あれから何度も脱走した結果に
静かなこちらに移って
治療しようと住み始めた矢先
冬で花もない、桜の木の下で
凍死していたという遺体は
誰も顔を見られずに、車に乗せられた


