《実話》道〜私がつけた足跡〜

(大丈夫や…)

心の中で安堵のため息を洩らす。

「夢咲ちゃん、ベッドで遊ぼう。」

「うん!!」

玲ちゃんの言葉に、夢咲は嬉しくて元気よく返事をする。

その後は何事もなく、無事に布団の中で眠る事が出来た。



だけど、次の日の朝、夢咲は痛みで目が覚めた。

「…っゲホゲホ…」

息が一瞬止まった。

お腹を抑え蹲る中で、目をゆっくりと開ける。

そこには里奈ちゃんの姿。

「…なん…で…?」

夢咲の口から出た言葉は、率直な疑問。

昨日まで優しく接してくれていた里奈ちゃん。

小学六年生で夢咲にとって、お姉ちゃん的存在だった。

頭の中で(なんで?)が飛び回る。

「朝ご飯の支度しろ!!」