歩いて、約30分。




 わたしは、完全に迷子状態になっている。



 やっぱり、お母さんに送ってもらえば良かったかな。




 そう思いながら自分を信じ、奥に進むがより悪化。






 見渡すかぎり、森、森、森…。





「う…。」



視界がぼやけてきた。





よくわからない道を歩くのは、苦手だ。




 森はこの頃物騒だ。




 タヌキ、キツネ、熊、山犬など。



 大きい獣が多いのだ。



 だから、お母さんはより過保護なんだ。




 走る______



 走る_____





はし…る______