さよなら。愛しき人

コートを着て、マフラーして、手袋して、イヤーマフをして。


外に繰り出す。


「はぁっ…寒いなぁ…。」


息が白かった。


龍星との待ち合わせ場所に向かう。


寒いのが苦手なわたし。


そのせいで、わたしは真冬の時、外で遊べない。


わたしと同じ症状だったのが、龍星で…。


それで、付き合うきっかけになったと言っても、言い過ぎではない。


むしろ、それがきっかけだ。





夜道をトボトボ歩いているわたし。


その道のりが結構長くて、孤独を感じた。


1人で…暗い夜道を歩いた。