「葉月って、確かに格好いいけど…ムイは嫌いでしょ」 真は、ムイの顔を覗き込んだ。 教室は、ライブハウスのような騒ぎになっている。 ガタンッ!! 私がイスをひっくり返して立ち上がったのを見て、真は私の体を押さえた。 「やめときな!! ムイ!!」