文面が多少変わっていただけで、剛志はほっとしていた。


『どうかしたのか?』


乃里子が四日も学校を休んだことなど一度もないと、陽太と未来が言っていた。


剛志もさすがに心配したが、乃里子からの返信はなかった。


そのまま土日になり、何となく連絡が出来ないまま月曜日を迎えた。


朝一番で乃里子の教室を覗くと、久々に乃里子が登校していた。


変わらない笑顔で未来達と話している。


剛志は何となく声をかけられず、かといって部室で暇を持て余す気にもなれず、剛志は自分の教室に向かった。


相変わらず好奇の視線を向けるクラスメイトにうんざりしながら、剛志は退屈な授業をうけた。