「相~?元気~?」



あたしはその声を聞いて、少し首を動かす。



視線の先には・・・・・お母さんがいた。



あたしは、首を動かすことができても、


・・・・・声を出すことができない。



そこまで病気は進行しているんだ。



「その表情・・・・・・辛い?」



あたしは軽く頷いた。



お母さんは、あたしの表情を見て、


どんなことを思ってるのか。とか・・・・・



いろいろ理解してくれる。



でも今日はいつも以上に辛かった。



体がさっきからおかしいんだ・・・・・・・・。



しばらくすると、目の前が真っ暗になった。