何時間か歩いた時、俺は三人の女に囲まれた。
「ねぇ~あなた一人??」
俺が行こうとする道を必ず女が防ぐ。
これは・・・まさかの逆ナンパってヤツか?
「なんだよ・・・・どけよ」
女にキレ気味の口調で言葉を返した。
だけど女は・・・・・・
「きゃああっ!声もかっこいい!いいじゃん~少し付き合ってよ!」
・・・・はあっ?
そう言うと女は俺の腕をつかむ。
相が甲賀につかまってんのを投げだすわけ?
んなのできるわけねぇだろ!
「邪魔つってんだよ!どけよ!!」
俺は思いっきり女の手を振り払った。
すると女は体をビクッと震わせ、急ぎ足でどこかに消えた。
・・・・少し言いすぎたか?
いや。そんなことより相を探さないと・・・・・
そして俺は・・・また歩きはじめた。