「甲賀・・・・・・・さん・・・・・・?」 「そうだ。よく覚えていたな」 あの優しそうな人が、あたしを誘拐した犯人・・・・・? そこにはあの優しそうな表情は一切なく・・・・・・ 甲賀さんに見えなかった。 「なんであたしを・・・・・・」 すると甲賀はフッと笑うと、あたしの首に何かをかけた。 手が繋がれてるから、何が付けられたかわかんない。 「似合ってるじゃん。その首輪」 く・・・・・首輪・・・・・? 甲賀さんは鏡であたしの首元を映し出した。