カモミールに恋して



そしてあたしは メモ帳を取り出し

ペンを持って 長文を書いた



『あたし 声がないから

人より耳がいいのかもしれません


ここにいる木々たちが

泣いているんです


怖いよ って言ってるんです


あたしも怖いよ っていってあげると

良かった 仲間だ って言ってきて

あたしを 連れ去ろうとするんです



連夜くんには 分かりますか??


この ざわめきの答えが』



あたしはどうして

こんなことを書いたのだろうか




分かんない――





けど

連夜くんなら あたしを助けてくれる

と 思ったんだ




だってあなたは あたしに初めて







“声”を 教えてくれたから――――