「タイガーじゃなくて″春野大河″。うちらの仲間の一人」

春のタイガー…。


「春のタイガーじゃないからねっ」

『なっなんでわかった?』

すごいエスパーだ。


「なんとなくわかるよ。んでもう一人が″諏訪達哉″。
 達哉は唯の隣の席だよ」

ああ、隣の人ね。
知らないけど。

「まあそのうち来るとおもうから。
 あっ、飲み物ないやあ。買ってくるから待ってて」

『ありがとお』


こんな良い眺めの屋上にくると
たそがれたくなる。

ってことでちょっとたそがれてみる。

『誰も見てないしいいよねえ』

「…見てるけど」

えっ。

空から声??

『あたし遂に壊れた?空から声なんて…』

「ここだよ、ばーか」



後ろを見るといつからいたのか…

これまたイケメンさんが立っていた。