「でも待ってください。

本当に沙羅ちゃんが

白血病の疑いがあるのか

まだ

いっぱい検査しないと確定しないんですよ。

だから落ち着いて

もう1度大きな病院に検査に行ってみてください。

まだここは子供病院ですし

はっきりしたことは分かりません。

場所と説明書を渡しますので

少し待ってください。」



「・・・はい。

わかりました

もう1度検査をしに行ってみます。」



「ゴホン。あぁ、できましたよ。

これを持って大学病院に行ってください。」



「はい。ありがとうございます。」



「えぇ。白血病でないことを願ってます

あっ、ほら沙羅ちゃんが退屈そうに本読んでますよ。

結構話しこんじゃったので

きっと何かあったんじゃないだろうか。って考えてますよ

もう5年生ですからね。

でもこのことはまだ言わない方がいいですね。

病院に行くときは

また風邪ひくといけないからって言って

連れて行ってゎどうですか?」



「そうですね。わかりました」