うわ、春祐に見られていたとは。



最悪だ。




「お、何々、まさかの図星か?」



「う、うっせーよ・・・ってかそれのどこがいきいきしてるっつーんだよ」




俺が言うと、春祐は急にまじめな顔をした。




「そん時のお前、俺の前でも見せないような顔すんだよ。外見たら他クラスが体育してて、ある女子が笑うと、お前も安心したように笑うんだよ。だから、コイツ女できたんだなぁ・・・なーんて」





すげーな、やっぱ。




いつ、んな事に気づいたんだよ。



俺だってあんまバレないように見てたつもりなのに。





「何で分かったわけ?」




「俺がお前のこと好きだし?ハハっ、俺ホモみてーじゃん!」





「きもっ」





って思ったけど、コイツの言うことはマジだと思った。




俺だって、お前に負けないくらい好きなんだよ。




ま、智夏に対する思いよりは下だけどな。