「え・・・ちょ、それは・・・無理・・・かな?」




「これ、命令。・・・母さんが帰せって言っても、俺帰さねぇから。いいな?」





あたしは正直にうなずいた。





また・・・迷惑かけちゃったね・・・。





「おれ、ずっとそばにいるし。智夏はゆっくり寝てろよ?」





「うん、ありがと・・・」





慶悟の笑顔って、安心するなぁ。





そう思いながら、あたしは眠りについた。