恥ずかしすぎて、震える・・・っていうか、泣きそう・・・



「智夏・・・こっち向いて・・・?」


「・・・キャ・・・」




あたしは、慶悟の胸の中にいた。




「俺・・・幸せすぎて・・・死にそーだ・・・」


「あたしもだよ・・・」





そして、唇を重ねる。



そのまま、あたしたちはふとんに倒れ込んだ。





「優しくするから・・・痛かったら言って・・・」


「うん・・・」





あたしを覆うような体勢の慶悟。



離れては重なる、味わうような口づけ。



される度に、あたしの声が漏れる。




一つになる瞬間、あたしは慶悟と手を絡めた。





「智夏・・・愛してる」


「あたしも・・・愛してるよ・・・」





はじめて一つになった夜は、お互いのぬくもりに包まれていた。