驚きすぎでしょ・・・



「ね、寝るか・・・」


「うん・・・」



慶悟・・・さっきから動揺しすぎだし・・・



そんなにいやがらなくてもいいのに・・・



あたしはそれが気になって、思い切って聞いてみた。



「慶悟・・・」


「は、はにょ!?」


「はぁ・・・そんなにあたしが残念?清水くんのほうがよかった?」



少し、いじけ気味で言った。



すると慶悟がムクっと起き上がって、はぁ?って顔をした。



「何言っちゃってんの、藍川さん」


「はい??」



慶悟・・・呆れてる??



「俺が驚いたのは、智夏がいたからだけど・・・俺がよからぬ妄想しちゃったから、もっと焦ったわけ。智夏がイヤだからとか、ましてや春祐がいいだなんて気持ち悪ぃこと考えない」




話を聞きながら、あたしも起き上がった。



慶悟は、話を続ける。




「俺は、本当に智夏のこと大好きだから。ありえねーほど、大好きだから。もぅ、何も考えらんないくらい・・・」


「あたしも・・・好きで好きでたまらない・・・慶悟じゃなきゃヤだ・・・」