「慶悟!」 「え・・・っ!!」 あたしは慶悟に抱きついて、初めて自分からキスをした。 心臓は、もう破裂寸前。 そっと唇を離すと、慶悟の顔は夕日が反射しているのと、照れているのが重なった。 「これからもよろしく、若様♪」 「こちらこそ、姫」 あたしたちも、妃那たちがいる、別荘へ向かった。 「ただいまー」 「やっと帰ってきたか」 「晩ご飯は、カレーだよー!」 「やったー!!」 カレーだって! あたしの大好物じゃん!! 幸せだぁ・・・