「あ、別に智夏が考えてるようなことしねぇから。親もいるしな」





ドキッ・・・。





慶悟とはずっと一緒だから見慣れてるはずなのに・・・。





何で今頃、慶悟の笑顔に見とれてるわけ?





あぁ―、わっかんない!!





「ほら、ど―すんだよ!早く答えろよ」





「え?あぁ・・・んじゃ、お言葉に甘えて」





「決定~!」





すると慶悟は急に手を掴んだ。





「痛っ!何すんの!?」





「い―じゃん♪・・・智―夏っ!」





普段から呼び捨てなのに、なぜかそれが胸に響いた。