それとは裏腹に、慶悟はこっちを見てくれない。



「慶悟?どうしたの?」



もしかして、あたしヘン?



水着が似合わないとか!?



最悪・・・着替えてこようかな。



「なぁ・・・」



慶悟がつぶやいた。



「何?」





「俺さ・・・どこ見ていいか分かんねぇ・・・」





どこ見ていいかって・・・



「あたしを・・・見て?」



ちょっと首をかしげて言った。



そしたら、慶悟の顔がみるみるうちに赤くなっていく。



あたしもそれを見て、赤くなった。



「あの・・・慶悟・・・?」


「ちょっと・・・こっち・・・」



え・・・?



あたしは慶悟にひっぱられ、別荘の中に入った。