その言葉が全身に響き渡った。


あたしがうなずいたら、その男子はニコっと笑って言った。


「んじゃ、俺言ってくるわ。ここで待ってて」


男子が行ったあと、急に怖くなった。



何かされたらどうしよう。


もし・・・殺されちゃったらどうしよう。


そんなことまで考えた。


「おまたせ。んじゃ行こうか」



でも、そんな不安な気持ちは彼がいると吹っ飛んだ。



「行くって、どこに?」


「・・・どこかに」







「でね、知り合って2ヶ月くらいの時にあっちから告白してくれたの」


「へぇ~。あ、名前なんて言うの?」


「春祐だよ。清水 春祐」


「清水くんかぁ。・・・で、どこまで進んだ!?」


「ふふっ、ナイショ。ま、智夏もがんばれ!」



いつか、智夏たちとダブルデートしたいな。


智夏はどんな反応するんだろう。