今日もアオゾラ、お元気ですか?

観覧車が4分の1まで上がった頃。



長い沈黙を破ったのは慶悟だった。




「智夏」


慶悟の顔は暗くてはっきりみえない・・・。



どんな顔してるんだろう。



「何?」




「俺の彼女になってくれてありがと、マジで」


え・・・。



あたしの鼓動は時が経つに連れて早くなる。



「あたしこそ、彼氏になってくれてありがと」


ドドーン・・・




この音って・・・



「花火だ・・・」



慶悟はあたしの隣に来た。



「キレイだよな」



「うん・・・」