☆慶悟side☆





俺はその日、何か外に出たかった。





特に行く当てもなく、俺ん家の近くをうろうろしていたら。





キミに逢った。





俺の家の近くには小さな公園がある。





昼間も人気がなく、いくつか都市伝説的な噂も。





滅多に人はいないんだけど、この日は違った。





ベンチに腰掛け、下を向いていた智夏。





智夏とはずっと一緒にいる。





でも、どうしてだろう。





キミに話しかけるとき、すごく勇気が要った。





それは、幼なじみだから?





いいや、それは多分・・・





俺が・・・・・・