同じ団地の上級生と並んで通学路を歩いて登校する。 歩きながら一ちゃんは一人で ぶつぶつ呟いている。 私は特に関心せずその様子を見ていた。 「あっ!もう明日から朝、舞ちゃん家行かないから」 口を尖らせほっぺたふくらませながら突然言い出した。