ピーンポン
また玄関に人が来たことを知らせるインターホンが鳴る。
いきなり鳴ったインターホンにびっくりして飛び起きて時計を見ると、夕方になっていた。
悠「はーい。
どちら様?」
あたしは玄関のドアを開けず、声をかける。
最近物騒だから、身に付けた知恵。
「隣に引っ越して来たもんです。」
あたしの問いに若い男の明るくチャラけた声に多分大丈夫だろうと、玄関の扉を開けると7人もの男が立っていた。
「めっちゃ可愛い~子やん。」
何だ?
「お前は黙ってろ。
引っ越し祝いの品です。」
そう言って受け取り、大家さんから預かったモノを渡す。
悠「これ大家さんから。ゴミ袋と分別のカレンダー。カンとビンは明日でペットボトルは来週にあるから。
それから今週から一階の住人は、掃除があるから。
明日の朝大家さんから説明詳しく聞いて「名前なんて言うの(笑)?」
何だ?
この赤毛ナンパ野郎は…??
