悠「でも何でマキくん達が天狼にいるの?」


志「二年前、前の総長の時いきなり来て、全部理由を言って仲間にしてくださいって頼みに来た。その時にコイツ等が携帯の待ち受け画像にお前が笑ってるのを見て助けてやって欲しいって、未だ笑って泣いてないだろうから、自分らでは、無理だからと頼まれた。」



だからだったんだ…。
時たまあたしの家のリビングに寝泊まりしてたの…。


あたしが一人にならないように、寂しがらないように、守ってくれてたんだ…。そばに居てくれたんだ…。


臣「泣くの我慢すんな。言ったろ?お前はもう仲間だって。親友だって。」


朝「そうや!!
友達居らんくても俺らが友達やし家族や(笑)
悠稀が笑ってるんめっちゃ見たい。せやから笑ってや。辛かったら、相談してや(笑)」


広「全部聞いてやるから。朝までかかっても付き合ってやっから(笑)我慢すんな(笑)ちびっ子!」


悠「…」


志「お前はどうしたい?」


分かってること…それは、


悠「もう、解放されたい…笑いたい…独りになるのは嫌だ…」


志「分かった。もういいから泣け(笑)」


そう言うと初めて、志輝が笑ってるのを見ていたらいきなり抱きしめられて、背中をさすりながら


〃よく頑張ったな〃


〃もう独りにしない〃


〃俺らを信じろ〃


〃もう怯えなくていい〃


〃泣け〃


〃泣き止むまで、気がすむまで付き合ってやっから〃


〃今日から仲間だ。ここにいるヤツらはお前の家族だし、居場所だ〃


1人ずつ優しい言葉をかけるみんなの優しさに触れ自然と涙が出た…。


いつ振りだろう…


声をあげて泣いたのは…


人の目を気にしないで


泣き叫んだのは…


あたしが泣くと、賢也達は黙って部屋から出て行った…。


その気遣いが嬉しくて、居なくなったと失ったと思っていた人と再会出来て良かったと、志輝の腕の中でずっと泣いた…。

この人達と出会って良かった…


この人達に過去を話して良かった…



そう心の中で呟きながら泣いた…。