それからなんだかんだと車の中でまた意味分からない単語を並べられ、チンプンカンプンのあたしをよそに、賢也の携帯が鳴り、雅志の携帯が鳴り、広明の携帯が鳴り、朝貴の携帯が鳴り、終いには志輝の携帯までが鳴り、どうやら隣に座る志輝はものすごくキレているようでオーラが野生の狼みたいだった。


意味が分からない分、何が起こっているのかさっぱり分からず、恐くて気が付けば、志輝の手を自分から繋いでいた。


志輝もまたあたしが不安だと分かったのかその行為に文句も言わずに、逆に握り返してくれた…。


それがなんだか嬉しくて、でも恐くて、自然に震えていた。


震えていたのが伝わったのか


志「ボソ…心配すんな。守ってやるから。」


ぽっ…///


耳元で、言われたかすれたハスキー声に、思わず自分の顔が赤くなった気がした。



朝「着いたで。」


朝貴の声に、恥ずかしさが今頃湧き出し、繋いでくれた手を放そうとしたら、


志「怖いなら繋いどけ」


だけ言って車からあたしが降りるまで待っていてくれた。


ふと周りを見ると、バイクやら、色とりどりの頭をした男達が、挨拶しながら頭を下げていた。


ここはなんですか?
何処ですか(・◇・)?


誰かぁぁ~説明しろ~ぃ(」゜□゜)」


そして見るだけ見て赤く照れるなぁぁぁ~ヤンキー共ぉぉぉ~”(」・ω・)」