わたしはしっかりと、ふぁんたの作ったお弁当まで持たされて玄関で見送られた。 「行ってらっしゃい。姉さん夜は何が食べたい?」 「・・・・フランス料理のフルコース。上等のワイン付きで」 わたしは投げやりな声で言った。