タクシーの中、わたしはふぁんたに寄り添いパーティの余韻に浸っていた。 ふぁんたの体温はとても心地よく、わたしを安らかな気持ちにさせた。 タクシーは、週末だというのにガラガラの道をスイスイ進み、信号にも殆どひっかからずあっという間にアパートの横に停車した。 もっと乗っていたいと思ったのは、やっぱりわたしだけだったろうな。