その夜ふぁんたは楽しそうに後片付けをしてから、母の部屋の机で遅くまでカードを作り、翌朝相変わらず早起きしてジョギングに出かけ、朝市の魚を食卓にのせ、わたしのお弁当もデザートつきで用意した。 この頃わたしは焼きたての新鮮な魚のあまりのおいしさに朝食を欠かさない。 わたしは毎日、パッグより大きなお弁当を会社に持って行く。 そしてきれいに食べてしまう自分が恐ろしかった。