「姉さん、先にお風呂入ったら?そろそろ沸く頃だから」


キッチンからふぁんたが叫んだ。



―いつの間に準備したのだろう。何人もメイドがいるみたいだ―



今にわたしは食事以外のことでも悩む羽目になるだろう。



―でも今のところはいいか。わたしは十数年も母に仕えてきたのだから。休息、休息―