帰り際、美和はふぁんたにまとわりついて言った。


「お前が社会人になる頃、あたしは結婚できる歳になってっから、嫁になってやってもいいぞ。背だってもっとでかくなって、おチビちゃんなんて誰にも言わせないからな!」



「そっか、楽しみにしてるよ」


ふぁんたは美和のおでこをつついた。



「そういう子供扱いした行動が出来るのも今のうちだぞ。今にあたしがレディになってからソデにされて後悔してもしらねーからな!」



主任のご主人が、美和の口を塞いで気をつけて帰ってと言った。