「………ん」 いつのまにか寝てた…… 祐斗の夢見ちゃったよ…… 「外真っ暗だー……」 体を起こし、手を上にあげ体を伸ばす。 「………っ!!?」 ……前の席に人がいた。 しかも………男の子。 「………泣いてる」 「………っ!!?」 急にその人はわたしを見て、一言そう言った。 慌てて目元を触ると、確かに濡れていた。