「続編出たの知ってる?」 「え、続編?」 「これ」 その人は、鞄の中から本を出し、わたしに差し出した。 「わ…ホントだ……!」 本を受け取り、ぱらぱらとページをめくる。 「最近発売したんだね…知らなかった…!」 「……それ、貸すよ」 「え、いいの?」 「もちろん」 「ありがとう!すぐ読む!」 久しぶりに読むなあこの人の作品…… てか最近本読んでなかったしなあ…